愛犬が可愛くて仕方ない飼い主さんに向け、犬のストレス改善に苦労している私(かっちゃん)が
必要以上に犬に干渉し続けるリスクと問題点の改善方法をご紹介します。
この記事を読めばあなたの愛犬が寂しさをこじらせていないか判断できますよ。
共働きは構って欲しがる愛犬に要注意!溺愛して育てるリスク

犬は留守番させられるとき、少なからずストレスを感じています。
なのでひとり(一匹)で留守番させることの多い共働きだと、家に居る時くらいはいつも一緒に居てあげたくなりますよね。
ですが、愛犬に対して必要以上に干渉したり愛情を注ぎすぎないよう要注意!
必要以上に干渉したり可愛がりすぎると愛犬があなた(飼い主さん)に依存的になります。
この心理状態は犬の『分離不安症』と言われています。
犬の分離不安症とは
ヒトとの生活を続ける中で、次第にお留守番にも慣れていくことが多いのですが、中には飼い主さんが犬の傍にいない事への不安がきっかけとなり、犬が問題となるような行動を起こすことがあります。分離不安症というのは、このような状態の総称です。
分かりやすく言うと「あなたの存在が大きくなりすぎて一匹にされることをひどく恐れるようになる」感じですね。
つまり『飼い主依存』をこじらせた状態です。
出かける気配(自分の側から居なくなる気配)を察するとやたら興味を引こうとしてくる『かまってちゃん的』、飼い主の後をつけ回すを『ストーカー的』な行動をするようになります。
飼い主依存が強まると留守番のストレスも大きく感じるように
愛犬の飼い主依存が強まった場合、お留守番でのストレスもこれまで以上に強く感じてしまうこと。
常に側に居てあげられる環境ならともかく、共働きで留守番させることが多い生活環境の場合、ご夫婦が毎日出勤するたびに愛犬は強いストレスを感じながら過す生活となりますよ。
共働き家庭で欠かせないお留守番が愛犬に強いマイナスの刺激を与え続けることとなるのです。
そんな、心にマイナスの刺激が続くことで『あちこちを痒がる』『お腹の調子を崩す』『毛艶が悪くなったり抜ける』・・などカラダ的にもさまざまな影響を及ぼします。
『病は気から』と昔から言われているように心の状態はカラダの状態とも密接に関わっているワケですね。
「お留守番が多いと可哀想」とよく言われますが、飼い主依存が強まった子にとって心身をむしばむ非常に切実な問題となりますよ。
そのことから「愛犬の飼い主依存が強まっていないか?」チェックしてみては如何でしょう。
『飼い主依存の目安』として、以下の状況例の行動をご確認ください。
愛犬の飼い主依存が強まっているか?判断する目安

在宅中、犬と一緒にいる部屋から私たちが出て行こうとする気配を犬が察知して
- ソワソワと付きまとう
- 吠え掛かる(出ようとする人に対して)
- 遊びに誘ってくる(気を引こうとする)
などの行動で判断します。
具体的には
疑うべき行動例
- 犬の居る部屋から出ようとすると引きとめようとする(特にドアが閉まっている場合)
- 「〇〇に行ってくる」など部屋から出る言葉に反応する(ソワソワしたり吠えかかってくる)
- 犬の居る階から移動しようとすると吠えたりソワソワする(階段の上り下りが出来ない子)
- 出かける服装に着替えるとソワソワと付きまとう
- 出かける際に持ち出す物を手に取ると吠えかかる(サイフやクルマのキーなど)
- 犬を残して先に休もうとすると吠える(一緒に寝ている場合)
などなど。
これらはうちの先住犬の行動で、総じて『ひとりになる(される)可能性の気配や雰囲気』に対して過敏な印象ですね。
例えば『帰宅すると喜びの余りオシッコを漏らす子(うれション)』も可能性がありますよ。
これらの行動に思い当たる場合、私たち飼い主の行動の徹底が改善には欠かせません。
飼い主依存が強まっていると判断したら意識すべき対策方法
飼い主依存気味な犬にとって避けなければならないのは「ひとりにされるのでは?」と感じ取られること。
中でも出勤など外出と帰宅の際の行動が非常に重要ですが、徹底的にしなければ改善は難しいでしょう。
例えば
意識すべき出かけ方と帰宅後の行動例
- 最低でも出かける30分以上前に犬をケージにハウスさせる(ケージ飼育の場合)
- 出かける服装を見せないよう準備が済んだら犬の居る部屋に入らない(メイクも注意)
- 出かける時に持ち出す物(カバンや時計や車のキーなど)は犬の居る部屋と別の部屋で保管
- 「行って来ます」「お利口にしていてね」など声掛けは論外!無言でそっと外出する
- 「ただいま」「お利口にしてた?」など帰宅の挨拶もNG!無言でそっと帰宅する
- 帰宅しても直ぐに犬の居る部屋には入らず別の部屋で着替える(買い物してきた時も冷蔵庫へは着替えてから)
- 出かけた服装を室内着に着替えて(メイクも落としてから)ずっと居た素振りで犬の居る部屋に入る
- 飛びついてきても無視。ケージの場合は犬を見ずしばらくほっておく(直ぐに開けない)
- ケージの場合は落ち着いていたらずっと居たかのように何食わぬ顔でケージを開けて出してあげる
といった意識の徹底が必要です。
出掛ける際の意識はもちろんですが、帰宅時に『壮大な歓迎の儀式』をさせないよう要注意!
留守番させている罪悪感からも、喜んでくれる姿が見たくて「ただいまー!!」とやってしまいがちですが、ぐっと堪えて30分くらい無視を続けましょう。
ちなみに犬のお留守番で不安を感じるのは最初の30分が重要です。そこでコングなどのオヤツを入れて遊ばせる『知育オモチャ』でお出かけ時の注意をそらすのはかなり有効ですよ。
⇒ お留守番中も快適に過してもらうための知識と対策について
そして、在宅中もストレスを感じさせないよう行動に注意が必要です。
意識すべき在宅中の行動例
- トイレやお風呂など犬が一緒に行けない部屋に行く時は合図しない
- 自由にさせている時は階段の上り下り出来ない子を残して階を移動しない
- ひとりにさせる時は犬を一切見ないで無言で移動する
- 吠えたりまとわりついてきても決して犬を見ず一切無視する
などなど。
可能な限り1匹で置き去りにしないよう意識した行動とともに、『要求吠え=吠えたら構ってもらえると学習している』場合は徹底的に無視が必須!ですよ。
溺愛するほど愛犬の飼い主依存を強めてしまう
飼い主依存の傾向がある子はもちろん、これから迎える子に対しても『日頃から必要以上に犬に干渉しないこと』が大切です。
お子さんの居ない家庭だと、在宅中は必要以上に犬に干渉しがち。ですが、愛情を注ぐことと溺愛して甘やかせたり干渉し過ぎるのは全く別なのでご注意を。
本来、犬は飼い主が側に居る時は「ビシっ!」と気の張った緊張状態、飼い主が側を離れたら「ホッ」としてリラックスできるくらいが犬にとって適切ですよ。
とはいえ、我が家みたいに小型犬の飼い主さんにとって「そんな関係のために犬を飼ってるんじゃない!」、「なんのために犬を飼ってるのかわからなくなる」と感じますよね。
なので『側に居ると緊張する存在』とまでは行かなくとも、『ふーん、居たんだ』くらいまで存在感を目標にします。
現在、そうしてしまっているなら改善するまで同じだけの時間が掛かるかも知れませんが・・愛犬のために強く心に刻んで毎日頑張ってくださいね;
後、犬と一緒に寝るのは依存度を高めてしまうので止めた方が無難です。
でも、うちみたいに既にやってしまっている場合、一緒に寝たり寝なかったりを日によって変えるのは良くありません。一緒に寝るのなら毎日一緒に寝てあげてくださいね。
愛犬は家族の誰をリーダー視してるのか?見極めて細心の注意を

我が家の経験則ですが、愛犬ごとに自分の視点で家庭内における順位付けをしています。
つまり、私たち夫婦ともリーダーのつもりでも、愛犬から見れば「私とかーちゃんは対等の立場ではない」と受けとっている印象ですね。
そして愛犬がリーダー視している人の行動が他の家族よりも強い不安を与えている印象です。
なので、依存気味な愛犬からリーダー視されている人は他の人よりも注意して生活しなければなりません。
ちなみに愛犬がリーダーと定める条件は「怒る人」「ご飯をくれる人」「お世話してくれる人」とよく耳にしますが、一概には言えません。
我が家は夫婦二人ですが、お世話している比率は私の方が多くしつけにうるさく言ってるのも私。かーちゃんはどちらかといえば放任主義的です。
にもかかわらず先住犬(オス)は私がリーダー。2匹目(メス)はかーちゃんをリーダー視している!と常日ごろから感じています。
「これは同じ性別によって変わるのか?」とも考えましたが・・犬トモの友人家は3匹ともメス。ですが、次女だけがママさんよりもパパさんに強く懐いているとのこと。
なのでその子その子にとって、日頃の接し方(可愛がり方)をそれぞれの子がどう感じているかによって決る。と考えるのが良さそうです。
とにかく『家族の中で誰の行動を特に気にしているか?』愛犬の行動をよく観察し、リーダー視されている人は愛犬を不安にさせないよう特に注意して生活してくださいね。
飼い主依存のケアは動物病院の受診も視野に
犬の飼い主依存はあなたやご家族の行動や接し方を意識しすることで改善を目指すしかありません。ですが、酷い場合は動物病院の受診も検討ください。
動物病院での治療について
分離不安症は、犬の精神的疾患である「不安障害」の一つです。症状がひどいようなら、一度動物病院に相談しましょう。
治療には、精神安定剤などによる薬物療法と、問題行動を改善する行動療法を併用することが一般的です。また、症状が軽い場合は、自宅での対処で改善する場合もあります。
分離不安症と判断されると精神安定剤やGABA(ギャバ)、重度なら抗鬱剤が処方され、摂らせた時はかなり穏やかな印象です。(※我が家の場合)
精神面の問題は食生活でのカバーも大切
犬の飼い主依存はこれまで続けてきた生活習慣に加えて生まれ持った性格によるところも大きいため、私たち飼い主の行動対策だけではなかなか改善は難しいのも事実ですよね・・。
なので、行動対策と加えて内面から気持ちを落ち着かせるサポートも重要です。
リラックス成分配合の対策フード
- テアニン:グッスリ眠る快眠成分
- トリプトファン:母乳由来のリラックス成分
- GABA(ギャバ):安らかな睡眠に誘う
この「しつけプラス」は分離不安の際に動物病院で処方されるサプリメントと同じ成分配合された対策用ドッグフードです。
もちろん、ドッグフードとしても国産・無添加で犬に最適な栄養バランスを兼ね備えた処方なので安全性など内容の問題は見当たりません。
頑張っているのに一向に改善されない・・とお困りなら一度、チェックしてみてはいかがでしょう。
共働きは愛犬を溺愛しない方がよい理由 ~後書き~
群れで生活する本能をもつ犬にとって、お留守番はストレスの大きな原因となります。
そのうえで在宅中に溺愛(必要以上に愛犬に干渉するなど)していると、飼い主依存をこじらせて『分離不安症』となってしまうリスクが高まります。
こじらせてしまうと改善に相当な時間が必要ですが・・
- 極力出かけることを悟らせないこと
- 帰宅時しても構わないこと
- 基本的に素っ気ない態度
の心がけが必須です。
日常的な行動は気を抜くとウッカリしてしまいますので、愛犬のために肝に銘ずる覚悟で徹底して生活ください。
⇒ ボリボリやペロペロは癖や習慣ではない