犬の二匹目が慣れるための手順【お迎え直後から始めるトレーニング】

二匹目の犬がなれるまでは

犬の多頭飼いを始める共働き家庭の方に向けて、私たち夫婦が二匹目(子犬)を迎える時に徹底的に探った

二匹目の犬がより早く慣れる手順をご紹介します。

この記事を読めば家族に早く慣れることに加えて先住犬とのトラブルも最小限に抑えられますよ。

 

この記事のポイント

慣れるペースは二匹目の性格で大きく変わりますが、ご家族とは先住犬の時よりスムーズに慣れてくれるはずです。

先住犬とは焦らずゆっくりと慣れさせましょう。

二匹目の犬が慣れるまでの手順【お迎え当日(1日目)】

二匹目の犬がご家庭に慣れるペースは性格によってかなりの差があります。ですが、効率的に行動することで馴染むペースを速めることが可能です。

少なくともお迎え当日は二人ともお休みの日がベスト!少なくともご夫婦のどちらかが丸一日(可能なら2日目も)寄り添える日を選んで迎えましょう。

二匹目は子犬がベスト
二匹目の犬は子犬(生後3ヶ月前後)を想定した内容です。保護犬など成犬の場合もおおむね同じですが、子犬と比べて喧嘩のリスクが高くなるためより慎重に行動してください。

1.犬を受けとり家に連れて帰るまで

お迎え時にクレートを持参すれば慣れてもらうのも兼ねて一石二鳥です
なかば強制的ですがクレートに慣れてもらいます

ペットショップやブリーダーから迎える犬を受け取る際は寝床用のクレート(犬用キャリー)を持参し、そのクレートに入れて連れて帰りましょう。

そうすることで、クレートに早く慣れ、ケージ(飼育環境)への慣れも早まります。

二匹目のケージについて
二匹目にも専用のケージを用意してあげてくださいね。飼育環境とケージトレーニングの詳細は↓↓こちらをご覧ください。
二匹目を迎える前に整えておくべき飼育環境

2.家に連れて帰って来たら

二匹目を慣れさせるための行動とは

念願の二匹目の犬を迎えに行ってようやく帰宅!

「我が家へようこそ!!」と、先住犬と一緒に盛大に歓迎したくなりますが…二匹目の犬にとって

  • 知らない場所
  • 知らない人たち
  • 知らない犬

の環境にとつぜん連れてこられ、不安な気持ちで一杯。焦らず丁寧に接してあげましょう。

 

持ち帰ったクレートをケージに設置することで少なくともクレートに慣らす手順が不要となります
自分で出てくるまでそっと静観します

基本的には一匹目の犬のお迎えの手順と同じで、まずはケージに慣れてもらうこと(ケージトレーニング)。

先住犬はうろうろさせず自分のケージに居てもらいましょう

お迎えして帰宅したらすぐに犬が入ったクレートをケージ(二匹目のための)に入れて前の柵を外して放置します。

そのまま落ち着くまで静かに見守ってあげてください。

その際、自分のニオイの付いたタオル、オモチャなどを一緒にケージに入れてあげてくださいね。

来たばかりで構いたくなりますが、グッとこらえて1~2時間ほどそっとしておきます(眠ったら起きるまで)

その間に先住犬をケージから出して、二匹目のケージから少し離れた位置で一緒に見守りましょう。

同時にトイレトレーニング開始

トイレシートを敷き詰めることでトイレを少しずつ認識させます
掃除が面倒なら敷き詰めるのが楽です

ケージに敷き詰めたトイレシートにおしっこをしたら、そのトイレシートをトイレのトレイに移し、新しいトイレシートを敷いてあげてください。

その手順をくり返すことでトイレの場所を覚えてくれます。

粗相の掃除が面倒でなければオシッコをトイレシートに染み込ませてキチンと処理。の繰り返しでもOK。トイレに臭いを付けることでそのうち覚えてくれますよ。(画像は先住犬の時。二匹目は敷き詰めずにチャレンジしましたが、掃除が大変でした)
トイレトレーニングの詳細
トイレトレーニングについて詳しくは↓↓こちらをご覧ください。
お迎え直後から始めるトイレトレーニング

3.二匹目の犬が落ち着いたら探索ついでに先住犬との顔合わせ

二匹目の性格にもよりますが、フードを食べておしっこやウンチをしたらある程度は落ち着いたと考えてOKです。

ケージの外に興味をしめすようならケージのドアを開けてあげましょう
ここは性格によって時間がかかるかも?

ケージの外が気になる素振りを感じたら、ケージのドアを開けてあげてください。その時も自分の意志で出てくるまで静かに見守ってあげてくださいね。

自分から寄ってきたら片手であなた達のニオイを嗅がせたり、撫でてスキンシップを取りつつ、先住犬が跳びかからないように注意しながら顔合わせをさせます。

先住犬との顔合わせは念のため先住犬の行動を制限しておくのが無難です
二匹目よりも先住犬の感情に注意!

この時、意識するのは二匹目よりも先住犬の感情(態度や行動)に気を配ること。

先住犬が明らかに警戒していたりマズル(口の部分)にシワを寄せて唸るようなら引き離してください。

 先住犬は自由にさせない 
二匹目が自分の意志でケージから出てきたら興味本位でウロウロします。この時に初めて先住犬と顔合わせをさせますが、二匹目が自由行動している間は初日は先住犬を自由にさせません。リードを付け、20cmくらいの短めに持って、二匹目が自分から寄ってくるまで見守りましょう。
(※画像のようにウチは先住犬を自由にさせてしまったため、先住犬がガウガウやらかしました。幸いケガなど大事にはいたりませんでしたが、念のため先住犬の行動を制限しておいた方が無難です)

もし、探索中におしっこやウンチをしたら、トイレトレイのシートにニオイを擦りつけてから処理します。

二匹目の犬が初めての探索をある程度すませ、眠るそぶりを見せたらケージ内のクレートに静かに戻して休ませてあげましょう。

1日目はとにかく、環境に慣れさせることを優先します。

もし、また起き出したら同じように出してあげて、自由な探索をさせつつ抱き上げて撫でたり声を掛けたりしてスキンシップを図ってあげてください。

ケージは自分だけのテリトリー
絶対に先住犬のケージの内に入らさないよう先住犬のケージは閉めておいてください。もちろん先住犬も二匹目のケージへは入らせてはいけません。

二匹目の犬が慣れるまでの行動【2日目以降】

できれば二日目、三日目くらいまで寄り添ってあげたほうがよいです。夫婦のどちらかが連休のタイミングでお迎えするのが理想ですね。

1.まずはお世話から

おそらくトイレが汚れているはずです。トイレトレイで用を足しているといいのですが、そうでなければ汚れたトイレシートを新しいものと交換します。

この時「トイレはここだ!」と認識させるために、トイレトレイのシートにおしっこのニオイをつけるようにしてください。

もし、体も汚れているようならぬるま湯でキレイに洗って拭いてあげましょう。

ケージの中をキレイにしたらフードを与えます。ほとんどの子はフードを食べた後にウンチをするので、片付けてあげてください。

2.先住犬と交互にフリーで顔合わせ

フリーはケージ越しに顔合わせさせる

今後しばらくは先に先住犬のケージを開けて、フリーにさせます。すると二匹目が入っているケージに行って、匂いを嗅いだり吠えたりします。あまりにも吠えるときには、もう一度先住犬をケージに戻しましょう。

次に先住犬をケージに入れたままにして、二匹目の犬を外に出します。

このようにしてお互いを交互にフリーにして様子を見ます。段々とそれぞれの存在に慣れたと感じたら、二頭ともフリーにしてあげて一緒に遊ばせてみてください。

先住犬の様子に注意
ただし、先住犬が二匹目に対してマズルにシワを寄せて威嚇するようなら一緒に遊ばせるのはまだ早いので、初日と同様に先住犬をリードに繋いで少しずつ慣れさせます。

それぞれの性格にもよりますが、最初のうちは無理に干渉させる必要はありません。

次の日からも帰宅後、適当に二匹がうろうろする時間を作ってあげてください。そうやってしばらく過すことで、少しずつ慣れていきます。

犬は少なからずケンカするもの

先住犬の性格に寄るところが大きいですが、二匹目を迎えると先住犬がお迎え症候群でナイーブで攻撃的になったり、二匹目が育ってくると順位争いで少なからずケンカをします。

知らない犬が一緒に住みだすとケンカをすると覚えておいてください。

目を離しちゃダメ!
基本的にじゃれ合い程度ですが、先住犬が小型犬で2匹目が大型犬など体格差がある場合は要注意!(子犬は手加減が下手なので危険です)仕事などで留守番をさせる際は二匹ともケージの中に。絶対に部屋の中で放し飼いにしないでください。

激しさは相性にもよりますが、犬の喧嘩は多頭飼いにつきものです。あらかじめ認知してあげてくださいね。

 

慣れるまで2日目の手順を繰り返す

以上、この2日目の流れを二匹目が慣れるまで繰り返します。

とにかく誰も家に居ない時は二匹ともケージの中で過してもらうこと。在宅中で目が届くタイミングでのみ自由にさせてください。

二匹目の犬のお世話や遊ばせ方について

最初のうちは犬社会のルール(上下関係)に従って、日常生活の行動は先住犬を優先するようにしてください。同時に、二頭に対して同じ行動をとることで、先住犬は二匹目が自分の仲間だということを理解していきます。

先住犬と二匹目の犬のごはんの与え方

基本的にごはんを与える順番は先住犬が先ですが、先住犬が食べ終わるまで待つ必要はありません。先に先住犬に与えてすぐ二匹目にというように、同時で大丈夫です。

注意したいのごはんを与える場所を、お互いが手を出せない離れたところであげるということ。二匹とも自分のケージの中で扉を閉めた状態で与えるようにしてください。

食べる場所が近いと早く食べ終わったほうが、相手のごはんを奪おうとしてケンカになります。

特にごはんの時のケンカは本気になりやすいので、各自のケージの中でごはんを食べさせるようにしましょう。

なお、二匹目が生後6ヶ月目までは1日3回~5回に分けて食事を与えてあげてください。

食事回数の多いパピー期の間は?
生後6ヶ月ごろまでは食事の回数を3回~5回に分けて与えなくてはなりません。留守中にオートフィーダ(自動給餌器)を使ってドッグフード与えるなら気にする必要はありませんが、あなたが直接与える場合は先住犬にご褒美オヤツを少し与えてから二匹目にフードを与えれば先住犬の気をそらせます。犬の食事の回数とタイミングの詳細

ごはん以外にも挨拶、ブラッシング、お散歩なども先住犬を優先してあげてくださいね。

慣れるまでの二匹の遊ばせ方

慣れるまでの遊ばせ方にはコツがあります。

  • 興奮させない
  • 一匹ずつと遊ぶ

二匹で遊ばせていると興奮してヒートアップします。そこからケンカになることもあるので注意しなければいけません。

できればおもちゃは、同じものを2個ずつ用意してそれぞれに与えてください。

遊んであげる時も、マンツーマンで遊ぶのがベストです。一方が先住犬と遊んでいる間は手が空いているほうが二匹目を抱いておく、二匹目と遊ぶ場合も同様です。

慣れるまで一緒に遊ばないことで、飼い主とそれぞれの犬との信頼関係をしっかり築けます。

一緒の散歩は二匹目の散歩トレーニングを終えてから

一緒に散歩をさせたい!

多頭飼いの醍醐味なので、早る気持ちは凄く分かります・・。

でも、二匹目の散歩トレーニングが終わるまで、散歩は別々にするのがベストです。ちなみに夫婦で一緒に出掛けられる場合でも、二匹目の気が散るため、先住犬と一緒に行動せず別々のルートで行くようにしてください。

散歩トレーニングができていないと
散歩の躾けができていないうちは、好き勝手に動き回ります。先住犬も散歩のペースを乱されて、せっかくの躾けがリセット・・なんてことも。
特に若い犬(子犬)は好奇心が強いため、自転車を追いかけようとしたり、子供に飛びつこうとしたりします。アクシデントが起きないようにするためにも、散歩の躾がある程度できるまでは一頭だけの散歩のほうが安心です。

散歩のしつけができてきたら、二匹で一緒に散歩に出掛けます。

ただし、この時もできる限り夫婦で別々に、それぞれのリードを持って散歩トレーニングの内容で散歩させてください。

これを繰り返すことで、やがて時間が経つと新しい犬は先住犬がリーダーだということをこと認識していきます。リーダーがすることを真似たり、学習するようになって、散歩もスムーズにできるようになります。

二匹目のお迎え直後~慣れさせるまで ~まとめ~

二匹目のペースで焦らず気長に

飼い主にとって憧れの多頭飼い。でも、最初は先住犬も新しい子もわんこたちは警戒したり不安でいっぱいです。家族として良い関係を築くためにも、焦らずゆっくり慣れさせていきましょう。

お迎え直後
  • ケージトレーニング
  • 先住犬と一緒に少し離れたところから見守る
  • 落ち着いたら室内を探索させる(この時先住犬は自由にさせない)

 

少し慣れたら【2日目以降~(繰り返し)】
  • 先住犬と少しずつ自由に会わせる
  • トイレトレーニング

 

二匹目を迎えるにあたって注意すること
  • 日常生活の行動(挨拶 ごはん ブラッシング 散歩など)は先住犬を優先に
  • 喧嘩は基本的に見守る(ケガをしそうなくらいひどい時は止めること)
  • ごはんはそれぞれのケージ内で与える

 

とにかく二匹目の性格によってご家庭や先住犬に慣れるペースは変わってきます。

たとえ引っ込み思案な子だったとしても、焦らずに少しずつ慣れるように接してあげてくださいね。

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