先住犬と二匹目の相性問題【お迎え前の判断基準とお迎え後の対策】

先住犬と二匹目の相性は?

犬の多頭飼いを検討している方に向け、上の子の気むずかしいさで苦労してきた共働きでDOGS管理人(かっちゃん)が

犬の多頭飼いの相性問題を可能な限り避けるための知識とお迎え後に意識すべきことをご紹介していきます。

この記事を読めば多頭飼いの不安を減らせますよ。

犬の相性問題は二匹目を迎える前の判断が重要

犬同士にも相性がある

犬の多頭飼いの最大の悩みは愛犬同士の相性問題。つまり相性が悪くて喧嘩の絶えない日々が続くこと。

できるだけ仲良くして欲しいのが飼い主きっての願いだけに相性が合ってくれるか心配になるものです。

そんな犬同士の相性について、

  1. 2匹目を迎える前に知っておきたい『知識』
  2. 2匹目を迎えた後に意識しておくべき『心得』

をご紹介していきます。

 相性が良くても喧嘩は発生する
相性によって喧嘩の頻度や激しさは変わってきますが、多頭飼いを始めて1年~3年くらいの間、少なからず喧嘩は発生します。

2匹目を迎えた後の喧嘩でお困りでしたらこちらの記事もご確認ください。

犬が多頭飼いで喧嘩する理由と喧嘩の種類について

 

犬同士の相性を左右する『性質と性格』

相性が良くないのは性格と合わせて性質の違いも少なからず影響します
君とは犬が合わない!

先ずは2匹目の犬のお迎え前におおむねの相性を事前にチェックするための情報からご紹介していきます。

愛犬同士の相性が良い・悪いを左右するのは大きく分けて2つの要素の組み合わせ。

  • 1:性質(犬種ごとの性質に加え、オス・メスの性別によっても性質が異なります)
  • 2:性格(その子が持つ生まれもった性格+育った環境など外的要因によっておおむね固まります)

この性格と性質の組み合わせによって犬同士の相性問題は左右されます。

※実際は生まれ持った性格の形成に犬種+性別による「性質」も強く出るため、二つを合わせて気質とまとめるですが…便宜上、分けて紹介させて頂きます。

犬が生まれ持った性質による相性について

まず、犬が本能的に生まれ持つ『性質』による

  • 異なる犬種の組み合わせ
  • 性別の組み合わせ

の2つ面から考えられる相性についてご紹介していきます。

犬種同士でも相性がある!?

犬種毎で生まれ持った性質も異なります
犬種が違うと性質もかなり異なります

犬種をいくつか上げてみると…

チワワ、プードル、ダックスフンド、柴犬、ブルドッグ、ジャーマン・シェパード、ゴールデン・レトリバー、アフガン・ハウンド、グレート・デーン…。

これらを私たち人間は一括りで「犬」と分類していますが、犬の視点でみたら異なる種と判断している可能性もありえます。

流石にキツネやタヌキ、オオカミのような別の生き物ととらえている訳ではなさそうです。
ですが、「自分と近い種かどうか」は解っている印象です。

実際、犬種によってかなり性質は異なります

そのことからも

  • 自分に近い犬種の方が合う
  • 自分とかけ離れている犬種は苦手

と、感じる可能性も。

相性問題は性格による所が大きいので、一概にはいえませんが…

犬種的にも

  • 同じ犬種同士
  • 長毛種同士
  • 短毛種同士
  • 近いサイズ同士
  • 猟犬種同士
  • 愛玩犬種同士

など外見や性質の共通点が多い方が波長が合う可能性が高いのではないでしょうか。

もちろん、要は躾け次第。チワワとゴールデン・レトリーバーなど全く異なる犬種同士で上手く行ってる家庭もありますので、飼い主次第で何とでもなるのでしょう。

ですが、多頭飼い初心者の飼い主さんにとってかなりハードルが高いのも事実です。

「どうしても別の犬種で多頭飼いしたいけど相性が合うか不安…。」

と気になっているなら、先住犬と共通点の多い犬種から選ぶこともご検討くださいね。

犬の性別の組み合わせによる相性

異性間でも相性が悪いと喧嘩ばかりしますし、避妊や去勢することで相性が変わってきます。
去勢しないならオスが先でメスが2匹目がベター

犬の性別の組み合わせで無難な順に並べると

  1. (メス)+(メス)
  2. (メス)+(オス)
  3. (オス)+(メス)
  4. (オス)+(オス)

これはあくまでも可能性ですが、犬が生まれ持つ性質上、雄(オス)はリーダーとなる気質(上に立ちたい)を持っていて、雌(メス)は群れの一員として従う傾向があるためです。

もちろんそれぞれの性格や去勢や避妊することでも変わってきます。

基本的に男の子同士の組み合わせがいちばん相性が悪いと考えられます。

性別の組み合わせの詳細
愛犬同士の性別の組み合わせについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

性別の組み合わせによる多頭飼いの難易度について

先住犬の性格が多頭飼いの序盤を左右する

ここからは先住犬、2匹目、それぞれの性格による相性についてご紹介していきます。

ただし、細かく分類するととんでもない量の組み合わせとなるため、犬の性格をざっくりと

  • おっとりタイプ
  • 活発タイプ

の2つのタイプに分けて紹介していきますね。

とくに、愛称問題が出やすく苦労するのは先住犬がおっとりタイプの場合

2つのタイプに含まれる性格のネガティブな面が強いかどうか?ご参考ください。

先住犬がおっとりタイプの場合

おっとりした性格の犬は干渉を嫌う
ネガティブな部分が低いなら良いのですが

おっとりタイプはおとなしい=穏やかな性格に見えるので相性問題が少なそうなイメージです。

確かに穏やかで優しい性格は相性にとっても良い傾向です。

ですが、このタイプの子には

  • 臆病で怖がり
  • 自分をしっかり持っている
  • 内弁慶

といったネガティブな側面を持っている子も多く、他の犬の干渉を嫌う面もあります。

なので、このタイプの犬は二匹目をお迎えするとかなりストレスを感じるはずです。

先住犬が活発タイプの場合

やんちゃな性格の犬はおっとりタイプに嫌われやすい
落ち着いた年齢なら良いセンパイになってくれるかも

活発タイプは好奇心旺盛=干渉してくるのでかなり相手を選びそうなイメージです。

ですが、寛大な面も持ち合わせている子も多く、おっとりタイプの子よりは二匹目の存在を受け入れるのも早い印象です。

ですが、このタイプの子には

  • やんちゃで暴れん坊
  • 強い支配欲
  • 好戦的

といったネガティブな側面を持っている子も多く、喧嘩の絶えないリスクもあります。

もちろん、絶対ではありませんが、食事をそれぞれのケージで与えるなど、ケンカとなる要因を避けるための意識は必要でしょう。

2匹目の性格の影響について

もちろん、二匹目の性格も相性に少なからず影響します。

先住犬の例と同じく「おっとりタイプ」「活発タイプ」でご紹介していきます。

影響は先住犬のほどではない
2匹目をパピー期(60日~90日辺り)でお迎えした場合、性格が完全に固まっているワケではありません。
ですが「三つ子の魂百まで」と言われるように、お迎えした時点での性格の傾向は大きく変わりません。

2匹目がおっとりタイプの場合

干渉を嫌う子も少なくありませんので、先住犬と顔合わせの際の素振りで判断しましょう
おっとりな子は馴染みづらい場合も

先住犬の性格もおっとりタイプ

2匹とも気むずかしい系のおっとりタイプだった場合、お互いに干渉を嫌い自分の距離を保ちあうので、喧嘩の頻度は少ないはずですが…反対に一緒に遊ぶことも期待できません。

ただし、飼い主の都合で無理に距離を詰めさせた時など激しい喧嘩するリスクも高い、すり合わせは不可能に近い組み合わせ。

基本は平和だけど、2匹目が成犬となった後も仲睦まじい姿はみせてはくれないでしょう。多頭飼いの醍醐味は薄い組み合わせかもしれません。


先住犬の性格は活発タイプ

積極的に干渉してくる先住犬に対して、不快な様子を見せるはずです。ただし、活発タイプ=強いのであれば、刃向かっても歯が立たず先住犬のペースで押し切られます。

ちなみに2匹目はおっとりな分、上に立とうとする意志は控えめなので、順位が入れ替わる可能性は低く、長い目でみれば比較的安定しやすい組み合わせと言えます。

2匹目が活発タイプの場合

活発な子は穏やかな先住犬の反感を買いがちですが、ケガのリスクは活発同士よりは低いでしょう。
活発同士で先住犬も若いなら注意!

先住犬の性格がおっとりタイプ

先住犬のエリア(自分の領域)に入り込んで喧嘩となる率が高く、当面は喧嘩の絶えない日々が続く可能性が高いでしょう。

ただし、2匹目の成長に伴って順位が逆転する可能性も高く、入れ替わった後は比較的安定する組み合わせではないでしょうか。

ですが年齢差が少ない場合、先住犬はちょっとかわいそうに感じるかもしれません。


先住犬の性格も活発タイプ

良くも悪くもバクチ要素の高い組み合わせ。馬が合えば非常に仲の良い姿を見せてくれそうですが、馬が合わない場合は些細なことでも激しい喧嘩をします。

オス×オスのような支配欲+攻撃性が高めな組み合わせで年齢が近い場合は要注意!

とにかく2匹目に対しても飼い主がリーダーと認識させ、そのうえでケンカの原因となることを積極的に避けさせることが重要です。


以上、例にした性格タイプが2種類だけという乱暴な分け方なので一概には言えませんが、表記したネガティブな性質を重視した組み合わせ予想です。

ですが、いずれの組み合わせでも2匹目が成熟し、性格が固まるまでの期間…

つまりお互いの順位が固まり、二匹目の存在が当たり前となるまで(1年~3年位)は喧嘩が起きやすいことはご認知ください。

頻繁に激しく争っている時期は、くれぐれも目の届かないところで二匹だけの状態にさせないよう心掛けてくださいね。

2匹目を迎えるタイミング
2匹目を迎えるタイミング(先住犬の年齢)によっても相性問題は変わってきます。
とくに年齢差が少ない場合は『似たもの同士』の方が上手くいきやすいはずです。(※活発+活発除く)こちらの記事も是非ご覧になってください。

2匹目を迎える時期によるメリット・デメリット

可能なら迎える前に会わせておおむねの相性をチェック!

最も有力な相性チェック方法は二匹目のお迎えを検討している段階で二匹を直接会わせてみること。

理想は一緒に遊ばせることですが、難しい場合は出来ればショーケースやケージ越しでなく、直接お互いのニオイを嗅がせるくらいは近づけてみることをオススメします。

二匹目をブリーダーやペットショップから買うなら、そこへ何回か先住犬を連れて行って直接会わせてみてください。

保護犬を迎える場合、事前に家で預かれる時間があります。二匹目を家に連れてこられるため、相性を前もってチェックできますよ。

犬の相性問題は事前チェックしても発生する

お迎え前に犬同士を会わせることである程度の相性はチェックできます。

ただし判断できるのは、『極端に相性が悪く無いかどうか』の判断までです。

仲睦まじく一緒のケージで過すほど相性が良いかどうか?その辺りは一緒に生活を始めてみるまでわかりません。

お迎え前に会わせたとしても、ペットショップやブリーダーさんのところに先住犬を連れて行った場合、先住犬にとってはアウェー。

つまり自分のテリトリー(縄張り)ではないので侵入者とは見なさず、散歩中に出会った他所の犬と同じような感覚で接しているはずです。

ですが、二匹目を家に迎えた場合は別!先住犬にとってこれまで自分(と家族)だけのテリトリーに知らない犬がやってきた訳です。

なので警戒しますし、場合によっては攻撃対象と見なす可能性もあるからです。

二匹目の犬を迎えた後の相性問題の対策

犬の相性問題は実際に生活してみるまで分からない
実際のところは一緒に暮らし始めるまで分かりません…。

ここまで二匹目のお迎え前に考えられる判断の基準をお伝えしてきました。

ですが正直、犬の相性問題は実際に生活を始めてみるまで分かりません…。

なので、2匹目を迎えた後は先住犬を立てつつ(えこひいきするのはNG)二匹目の躾けをしていき、問題が起きないように飼い主が意識してあげることが大切です。

先住犬の気持ちを考えて

二匹目を迎えてからの生活で気を付けたいのが、先住犬の気持ち。

先住犬がおっとりタイプの子はもちろん、やんちゃタイプの子も慎重にすり合わせていきましょう。

急に新入りが入ってきて、飼い主が二匹目のお世話にかかりきりになったら面白くない。ヤキモチをやいたり、ストレスをためてお迎え症候群を患ったりしちゃいます。

だから二匹目が来ても、先住犬のことを立てて何事も先住犬を優先!

これは二匹目がある程度、環境に慣れてからの話ですが、

  • 声を掛ける
  • 撫でてあげる
  • ケージから出す
  • オヤツを与える
  • 散歩の際に家から出る

など、些細なことから何から何まで先住犬を先にしてから二匹目も同じようにすることが大切です。(見てる所でどちらかだけにするのはえこひいきになるのでNG)

とにかく二匹目が来ると優先したくなりますが、今までと同様に先住犬もしっかりかまってあげて。今までよりもスキンシップの時間が少なくなるとか、散歩がおざなりになるとかしないようにしてくださいね。

基本は二匹目が先住犬をリーダーと認められるよう、最初からいる犬の顔をいつも立ててあげましょう。

それぞれにケージを与えてあげる

先住犬と二匹目で相性が合わずにケンカが絶えない…。

そんな事態を避けるためにも、別々のケージを用意しておきましょう。

それぞれにケージがあると、お互いにリラックスできる場所を持てます。おっとりタイプの犬は疲れたら自然と自分のケージに行きます。自分だけのテリトリーに行って休むことで落ち着くのです。

ケージが別々にないと、ストレスをためて病気になっちゃうこともあるので注意が必要。ケージで二匹の居住スペースをはっきり分けるのが大切です。

先住犬と二匹目との相性問題 ~まとめ~

犬の相性問題は飼い主次第でなんとでもなる
迎えた後は公平に深い愛情を注いであげましょう

先住犬と二匹目とで相性が合うか心配なら先住犬の性別・性格・犬種から合う可能性・合わない可能性も見当をつけられますが…あくまでも判断基準であって絶対はありません。

なので極力、ペットショップやブリーダーの所へ先住犬を連れて行って、実際に合わせて二匹の相性をチェック。可能なら前もって遊ばせる時間を作ってあげてください。

保護犬なら一度、家で預かってその間に相性を確認しましょう。

とにかく、多頭飼いで大切なのは犬への思いやりです。

先住犬と二匹目の相性が合うかどうか、仲良くやっていけるかも、結局は飼い主が思いやりを持って贔屓なく接してあげられるかどうかです。

共働き夫婦だと日中は家にいることが少ないので、特に思いやりが大切。その上で、二匹の個性に合わせてお世話をしてあげるのが重要です。

相性が良くないと感じる場合は特に目を離さずにお互いがストレスを感じないように配慮してあげたいですね。

お迎え後はそれぞれにケージを用意したり、先住犬を優先したりすると仲良く生活していきます。最初は難しいと思っても時間が解決してくれますよ。

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