共働きでも子犬をお迎えして大丈夫なの?

芝生で遊ぶ2匹の子犬

子犬のお迎えを検討している共働きの方に向けて、実際に働きもって子犬から二匹の犬を育ててきた共働きでDOGS管理人夫婦が、

共働きで子犬を育てる注意点とポイントをご紹介していきます。

この記事を読めばあなたのご家庭で実際に子犬を迎えれるか?判断できますよ。

共働きでも子犬のお迎えは可能

共働きの家庭でも知識をしっかり身につけて協力し合えば子犬を飼えます
むしろ子犬から育てないとかわいそうです

「共働きで犬の世話ができるの?」「留守番ばかりでかわいそう」なんて声を耳にします。確かに共働きだと留守番がほとんどなうえ、限られた時間の中で世話やしつけをしなければなりません。

ですが、その苦労以上に家族の一員として犬との楽しい生活を夫婦共に望んでいるなら共働きでも飼えます。

子犬の頃からお留守番をすることが基本の生活スタイルで育ったなら、それが当然の暮らしとなります。
むしろ、途中から共働きになるほうが急な環境の変化に寂しさや戸惑いを感じてしまいます。

犬の性質にそった環境(自分のハウス(テリトリー)で十分な食事と水を摂ることができる)を用意してあげれば、留守中は安心して寝て過ごします。

留守番も家を空ける時間が8時間くらいなら、それほど罪悪感を感じる必要はありません。

普段留守番をさせているぶん、時間がある時や休日に思いっきり遊んであげましょう。

お留守番について詳しくは↓↓こちらの記事をご覧ください。
犬がお留守番できる時間の目安と対策について

子犬は食事の回数と間隔に注意が必要

子犬は一日分のフードを3回から5回に分けて与えなければなりません
子犬は幼いほど回数を分けて与えます

共働きにとって子犬を飼うための最大のネックが「子犬に食事を与える回数

お留守番も「8時間くらいはOK」とお伝えしましたが、幼いほど胃の負担を減らすために食事の回数を一日3回~5回に分けて与えなくてはなりません。

【子犬の食事と回数】

生後約1ヶ月まで母乳またはミルク
生後約2ヶ月まで離乳食(1日3~5回)
生後3ヶ月~6ヶ月までドッグフード(1日3回~5回)
生後6ヶ月以降ドッグフード(1日2回 ※1日1回でも良い)
食事を与えるペースは「家族が起きてる時間÷回数」が目安。例えば家族全員が起きてる時間が16時間の場合、1日3回なら約5時間半毎、1日5回なら約3時間半毎に与えるのがベストです。
犬の食事時間と回数について詳しくはこちらの記事をご覧ください。犬の食事時間と回数の目安と対策手段

ですが、家に誰も居ない時間が多い共働きや一人暮らしの家庭だとベストなタイミングで与えるのは難しいのが現実…。

そこで

  1. 可能な限り迎える月齢を遅らせる
  2. 自動給餌器を設置する
  3. ペットシッターさんにお願いする

このいずれかの対策が必要です。

1.可能な限り迎える月齢を遅らせる

子犬を迎える時期を1ヶ月遅らせるだけでも安定度が飛躍的に高まります
あらゆる面で生後2ヶ月より3ヶ月の子犬の方が安心安全です

対策として一つ目は食事回数を減らせる月齢までブリーダーさんや里親さんの元で育ててもらう方法。

犬の成長ペースは凄まじく、お迎えの時期を1ヶ月(30日)遅らせるだけでも安定度が大幅に高まります。

法律上、子犬をお迎えできるのは生まれてから56日が経過した子犬です。ですので離乳食(ふやかしフードなど)を与える時期は過ぎていますが、幼いほど食事を分けて与える必要(1日3回~5回)があります。

小型犬の成長ペースを人間の年齢に換算すると

年齢1ヶ月齢2ヶ月齢3ヶ月齢6ヶ月齢9ヶ月齢1年齢1年半齢2年齢3年齢4年齢5年齢6年齢7年齢8年齢9年齢10年齢11年齢12年齢13年齢14年齢15年齢16年齢
小型犬約1歳3歳5歳9歳13歳18歳20歳24歳28歳32歳36歳40歳44歳48歳52歳56歳60歳64歳68歳72歳76歳80歳

(横にスクロールします)

1歳半まで急激に成長し、そこからは1年で4歳ずつ歳をとっていくペースです。※小型犬の場合。大型犬は成犬となるまでに3年半ほどかかり、8歳頃から老化が始まります。中型犬はこの2つの中間。

なので、5~6時間毎に与えることが難しい状況なら「一日も早くお迎えしたい!」という気持ちをグッと堪えて可能な限り(生後90日以上)ブリーダーさんの元で育ててもらいましょう。

月齢を重ねているほど食事の間隔に余裕を持たせることが可能です。

もちろん、預かってもらう間に必要なお世話代やワクチン代は別途必要です。ですが、優良なブリーダーさんなら考慮してくれるはずです。さらにトイレトレーニングなど初歩的なしつけもしてくれる場合も少なくありません。

ペットショップからのお迎えの場合、断られることも少なくありません。ですが決める条件として交渉はしてみるべきでしょう。

トイレに関しては基本的に食事をとった後にします。なので朝は早めに食事を与え、トイレを掃除してから出勤すれば、便まみれになることをかなり抑えられますよ。

ただし、この方法でも最大で約8時間を目安に食事を与えてあげなければなりません。

2.自動給餌器を設置する

自動給餌器があれば子犬の食事ペースに対応できます
これがあれば子犬の食事回数も大丈夫!

二つ目の対策は自動給餌器(オートフィーダ)を設置する方法。

自動給餌器はタイマーを内蔵し、決めた時間に決めた量のドッグフードを自動で与えてくれるフード保存容器です。

この自動給餌器があればお迎え時期をシビアに考えなくても良くなります。

【1】の方法が可能な場合もお留守番の時間が長いなら自動給餌器を設置してあげましょう。

自動給餌器について詳しくはこちらの記事をごらんください。
自動給餌器(オートフィーダ)について

3.ペットシッターに依頼する

ペットシッターさんにお願いすればあなたに変わって愛犬のお世話をしてもらえます
ペットシッターはありがたいサービスです

ペットシッターとは人の訪問介護のように、シッターさんが家に来て愛犬のお世話をしてもらうサービスです。

ペットシッター専門の業者以外にもサービスの一環としてペットサロンやペットショップで受けてもらえるところもあります。

1回1時間でだいたい2,000円~3,000円が相場ですが、匹数やサイズによって料金が変動します。

60日前後で愛犬を迎えた場合のもっとも確実な対策方法で、90日頃までペットシッターさんにお願いすれば安心です。

ペットシッターは留守中に愛犬のお世話をしてもらうサービスですが、中には子犬にトイレなど基本のしつけをしてくれるところありますよ。詳しくはこちらの記事をご確認ください。
ペットシッターサービスの利点と選び方
我が家の場合、1匹目はお迎えした時点で生後80日、2匹目は生後68日でした。
二人とも出勤の日のお留守番時間が約7時間で、妻が出勤前に1回目のごはんを与える(AM6時頃)、私の出勤前に2回目のご飯を与える(AM9時頃)、妻が帰宅後に3回目のごはんを与える(PM5時~6時頃)、夕飯後に4回目のご飯を与える(PM8時~9時頃)というペースで4ヶ月目くらい(約120日)まで育て、4ヶ月以降から少し多めに朝と晩の1日2回ペースでした。※パピー期も朝はAM8時頃の1回で済ませる日も多々ありました。
ベストの食事間隔からはかなりズレた前倒しペースですが、このような変則ペースでも、2匹とも元気に育ってくれました。
ただし、与える量が適当すぎたので2匹ともベストより約1kgオーバーのぽっちゃりになってしまい、後にダイエットで苦労しました。
与えすぎたからといって本来の成長よりも大柄なサイズに育つわけではありません。ただし、肥満には気を付けてあげてくださいね。

ウンチまみれ対策は食事のタイミングでコントロール

朝は早めに食事を与えれば出勤前にトイレを済ませてくれます
基本的に食べたらもよおします

犬は基本的に食事を食べた後に排泄します。

そこで、1日3回ペースの場合

  1. 朝の出勤前は早めに1食目を与えてトイレ掃除を済ませてから出勤する
  2. 帰宅後直ぐに2食目の食事を与える
  3. だいたい均等な間隔となるタイミングで3食目を与える

といった工夫をすれば子犬が糞尿まみれとなる率を大幅に軽減できます。

長時間留守にする家庭は厳しいですが、留守番の時間が5~8時間くらいのペースならおすすめですよ。

 

共働きで子犬を育てるポイント【迎え後の知識】

飼い主と子犬がストレスなく一緒に暮らしていくためにはどんなことに注意したらよいのか?ここからは共働きで子犬を育てるポイントをお伝えします。

  1. 留守番はケージの中で
  2. 散歩の時間を毎日つくるようにする
  3. 食事は適量を同じ時間帯に与える
  4. しつけは迎えてからすぐに始める
  5. 愛犬の不調に気づいてあげること
  6. 夫婦で協力し合って役割分担をする

① 留守番はケージの中で

生活環境は最初から整えておく
留守中は自分だけのテリトリーでリラックスさせてあげましょう

室内で犬を飼う=リビングに放し飼いというイメージですが、飼い主が仕事で不在の時は安心して留守番ができるように専用の住居(ケージとクレート)を用意してあげましょう。

「長い時間狭い所で留守番させるのはかわいそう…」と思われるかもしれませんが、室内で放し飼いにしておくと、物を壊す、誤飲、感電といったリスクがあり非常に危険です。

また、子犬の頃からケージやクレートに慣れさせておくという意味で必要です。後々、移動する時やペットホテルに泊まる場合など、必ずケージやクレートが必須になります。

慣れていない子はなかなか入りたがりませんし、ストレスになったり、出して欲しいと要求吠えをすることもあります。そういったことにならないためにも、ケージとクレートを設置してあげましょう。

犬は人間が思うほどケージやクレートでの留守番は苦痛と感じていません。むしろ安心できる自分のハウスです。犬は本来、敵から身を隠すために暗くて小さな穴蔵で暮らしていました。その本能から狭くて暗い場所を好む習性があり、広いスペースでは落ち着かないのです。
ベストな飼育環境についてはこちらの記事をご覧ください。愛犬のことを考えた最適な飼育環境作り

② 散歩に行く時間を毎日つくるようにする

犬の散歩は犬種によって必要な時間と回数が変わります
運動量が多い犬種ほど散歩が大変です

犬と暮らすと散歩が日々の日課になります。散歩は運動による健康維持だけでなく、外の刺激に触れることでストレスの解消にもなります。基本的に毎日連れて行ってあげましょう。

散歩の1日の目安時間はおおむね

小型犬20分~30分×1回(運動量の多い犬種は1日2回)
中型犬30分~1時間×2回
大型犬40分~1時間半×2回

が目安です。

ただ、共働きだと仕事の都合で1日2回は難しい。という家庭も多いかもしれません。それぞれの生活スタイルなので仕方ありませんが、極力1日1回は行くようにしてあげましょう。それだけでも気分転換になります。

そんな場合、休日や時間のある日は公園やドッグランなどに連れて行ってあげましょう。一緒に走ったりボール投げををしたり、愛犬のために時間をつくるようにしてあげてくださいね。

子犬の散歩デビューは、最後の3回目のワクチンを接種してから2週間後が目安です。(ワクチンによる免疫獲得に約2週間要するため)かかりつけの獣医師にいつから散歩できるかを必ず確認しておきましょう。
散歩デビューにあたって、子犬が人、物や音といった外の世界を警戒するのは当然のことです。デビュー前に抱っこして家の周りを歩いて慣らしておくのもありです。

お目当ての犬種の運動量は絶対に把握しておかなければなりません。どうしても散歩の時間を捻出するのが難しいなら、狆など運動量が極小の犬種を選ぶと良いでしょう。

初心者でも飼いやすい犬種別の運動量の目安はこちらの記事をご覧ください。
飼いやすい犬種一覧

③ 食事は適量を同じ時間帯に与える

ドッグフードは一日の適切な量を把握して数回に分けて与えます
必要な食事の量は個体差が大きいので最初は規定量を目安に加減していきます

食事の量はドッグフードのパッケージに月齢と体重別に適切な給与量が記載されています。これを参考にするとよいでしょう。

子犬の食事回数と時間の目安

 生後3~5ヶ月1日3回(例:朝7時、昼13時、夕19時)
 生後6ヶ月~1日2回(例:朝7時、夕19時)

食事の時間は極端に1食と1食の間が短かったり長かったりしなければ問題ありません。だいたいの時間帯で大丈夫です。

新鮮な水もいつでも飲めるように用意してあげてください。水入れはステンレス製や陶器など種類が豊富ですが、床に直置きすると水遊びをしたりこぼして空になってしまう可能性大。

留守番をさせることが多い家庭では容器の水が少なくなったら自動的に足される自動給水器が断然おすすめです。

④ しつけは迎えてからすぐに始める

しつけはお迎えした日からスタートです。焦らず少しずつコツコツと向き合うことが大切です。
しつけは焦らず毎日少しずつコツコツと取り組みます

犬と一緒に暮らしていくには“しつけ”が不可欠です。

しつけは子犬の頃に始めることが重要で、時期でいうと生後2~3ヶ月から。(人間の年齢に換算すると3~5歳くらい)ちょうど子犬を迎えるのがこの頃なので、迎えてからすぐに始めましょう。

しつけは短時間で終わらせるのがポイント。1回につき5分くらいが目安です。

犬は集中力が長く続かないため、時間をかけるとストレスになってしまいます。毎日少しずつでよいので、根気よく続けていくことが大切です。

基本的なしつけの詳細はこちらの記事をご確認ください。
教えないとマズい最低限のしつけについて

 

迎えたらすぐにトイレトレーニング!

しつけはトイレトレーニングが急務です。でも焦ってはダメですよ。
こんな風に叱りたくなりますが、グッと我慢です

共働きの場合、真っ先に覚えてもらいたいのがトイレです。

帰宅するとケージ内がおしっこやうんちまみれになっていて毎回掃除をしないといけないということが当然のようにあります。いつまでもこのような状況が続くと、ついイライラなんてことも。

早く所定のトイレでできるようになるためにも迎えたらすぐにトイレトレーニングをはじめましょう。

共働きなら必ず成功させたいトイレトレーニングの教え方はこちらの記事をご覧ください。
トイレトレーニングの詳細はこちら

⑤ 愛犬の不調に気づいてあげること

愛犬の様子がいつもと違うようなら仕事をお休みするのも考えてあげてください
愛犬が幼いほど様子の変化を見逃さないように

共働きでは愛犬と接する時間が限られていることから、不調や異常に気付くのが遅れがちになることが考えられます。

時間がある時はできる限りスキンシップをとりながら、異常や不調がないかをチェックしてあげましょう。

留守番の時間が長いと寂しがっていないか、何をしているのかやはり気になってしまいますよね。そこで便利なのがドッグカメラ。
特にお腹をくだしている時など体調がすぐれない状況で効果を発揮します。気になった時にスマホ越しで愛犬の様子をチェックすることができるので芳しくない場合の対応も可能なので安心です。
ドッグカメラの詳細はこちら

⑥ 夫婦で協力し合って役割分担をする

子犬の飼育は夫婦の役割分担で負担を軽減
犬のお世話も夫婦で取り組めば大丈夫

忙しい共働きの場合、犬の世話は夫婦で協力し合うことが大切です。

子犬の世話は、トイレをなかなか覚えてくれなかったり、仕事で疲れていても散歩は毎日、食事をこまめに与えてあげなければならないなど想像以上に大変です。物を壊す、部屋を散らかすといったこともあるかもしれません。

どちらか一方だけに世話の負担がかかってしまうと生活にストレスを感じ疲れてしまいます。争いの元にもなりますし、犬にとっても良くありません。あらかじめ散歩や食事などある程度の役割分担を決めておきましょう。

また、しつけもしっかりマスターさせるためにも2人で協力しあって進めていきましょう。

 

最期まで愛情を持って飼う覚悟が何よりも大切

子犬を飼うなら愛情を持って
子犬の時期はあっという間!その時期を噛みしめて育ててあげてくださいね

いろいろと書きましたが、犬を飼うにあたって何よりも大切なのは、最期まで家族の一員として愛情を持って育てることです。

子犬は無条件でかわいいものです。反面、散歩やお世話の時間が必要になり、従来の生活状況とは一変します。特にしつけは厄介な犬と育たないためにも、子犬の頃からしっかり行わなければなりません。

それでも成長するにつれ、飼い主の言うことを聞かなかったり、困らせることもあります。老犬になると介護を要する日がくるかもしれません。

共働きの場合、自分の時間が減り今まで以上に時間の管理が必要になります。また、子犬を育てていくには夫婦間の協力が不可欠です。

以上を踏まえて、犬にかかる時間や労力、お金の負担以上に犬との楽しい生活を望んでいるかどうかを一度考えてみてください。決意と対策ができていれば、犬は家族の一員として幸せや喜びをもたらしてくれるはずですよ。

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